私は去年の6月から今年の8月まで毎朝35分間で小説を読んでいた。最近は時短のために読むのをやめてみた。その結果、SNSとネットサーフィンの時間が増えた。
1 小説を読み始めた理由
2 小説を読むのをやめた理由
3 なぜSNSの時間が増えたのか
1 小説を読み始めた理由
端的にいうと読解力とやらを上げるためだ。
私は本を読むことが出来なかった。高2の時は現代文の偏差値が27、高3の時には小学生の時に買ったかいけつゾロリを初めて読破できた。
幼少期に本と無縁だったわけではない。むしろ本は大好きで本屋に行くと良く本をねだった。図書館にも毎週のように通っていた時もある。1ページも読んだ記憶はないのだが。
大学生になると生成AIのchatGPT4が爆誕した。chatGPT4は素晴らしい。ただし、対話にはチャットが必要なのだ。つまり、文字の読み書きがままならないとAIを使うことすら出来なかったのだ。AIを使いこなすために読書を開始した。まずはkindleUnlimitedというAmazonの本サブスクに入った。
児童小説のモモ→ハリー・ポッター全巻→...→Blue
何冊読んだかは忘れたが、20冊以上は読んだはずだ。1時間で60p読んだとしたら1冊200p換算で73冊分になる。ハリー・ポッターが1000p×7冊ほどあるので冊数は少なめだ。
児童小説のモモはkindleで初めて読み終わった本だ。あれは達成感があった。この本から毎朝35分読書が始まったのだ。
ハリー・ポッターを全巻読み終わった時もかなり自信がついた。ハリポタがさらに好きになった。
2 小説を読むのをやめた理由
プログラミングの時間を優先した結果だ。
読書から得られる成長には天井を感じていた。読書で文字の読み書きは格段に楽になったのは確かだ。しかし、理解度や理解速度はさほど変わっている気はしない。そこで小説の時間をプログラミングに全振りした。
3 なぜ小説を読まないとSNSを見るのか
まず、小説を読み始めてから1ヶ月ほどでTwitterを見なくなり、4ヶ月ほどでYouTubeを見なくなった。平均12時間以上YouTube視聴をしていた時期を考えると理解不能だった。
それから小説を読むのをやめた結果、この二つのSNSの時間が増えてきた。
因果関係は分からないが、ひとまず理由を2つ考えた。
一つ目は『自己コントロール力が下がる』だ。これはつまり、小説を読むと自己コントロール力が上がっていたという仮説だ。小説は面白いのだが、刺激は弱い。SNSなどドーパミンが多く出るものを我慢して小説を読むと言うことも自己コントロールなのだ。その結果、例えば作業をしている時などもドーパミンが強いものを我慢して作業を継続できていたのかもしれない。
二つ目は『承認欲求や自己顕示欲を満たさない』だ。これは小説で承認欲求と自己顕示欲を満たせていたのではないかという仮説だ。小説の主人公に自分を投影することでそのキャラクターが評価されたり、自分がキャラクターを知るとその2つが満たされる。後者は私がキャラクターを知ることでそのキャラクターは自己顕示欲が満たされ、さらにそれを投影してる私の自己顕示欲も満たされるということだ。SNSを見る時間と承認欲求等の関係を説明していなかった。二つ目の理由を書いて分かったが、私はSNSを見るだけで承認欲求と自己顕示欲を満たしていたのだ。私は『私が思っていたことを言語化された発言』を探したり、何度も見てしまう。これは、その発言が自己顕示欲、そのコメント欄が承認欲求を満たしてくれたからだろう。
二つ目の理由をまとめると、小説で満たしていた承認欲求等をSNSで満たすようになったからだ。
ということで明日から小説を読むのを再開しようと思う。アルセーヌ・ルパンを読む!!